2008年3月8日号 現代のお寺さんのあり方を考える

2008年3月8日号

今回のコラムでは
「お葬儀の最中に泣き始めたお寺さん」
をご紹介します。

それは、40代半ばという若さで病に倒れ、
亡くなられた女性のお葬儀でした。

苦しい闘病生活を送りながら、
「子どもを残して、先に死ぬわけにはいかない」
と常々おっしゃっていたそうです。

お寺さんは、女性のそうした経緯を聞かれたからか、
お経をあげながら涙を流されていました。
言葉に詰まる場面もありながら、お経をあげ終わった後
「申し訳ありませんでした。
自然に涙が溢れたのです。大変申し訳ありません」
と参列者の皆さんに深々とお辞儀をされました。

私はこのお寺さんの態度に深く感動しました。
一人の人間として、感極まって涙することは当然のことです。

私どものスタッフも、葬儀の司会を務めながら涙を流した経験が多々あります。
そのお葬儀を見て、私たちもいつまでも「感動」を忘れない
葬儀社でいたいと改めたて思い知らされました。

いいお寺さんを見分けるポイントは
「相手の身になって考えてくれているか」
これに尽きると思います。
私どもはお寺さんや神主さんをご紹介しておりますので、
ご相談いただければと思います。

また、お寺さんや宗派とも深い関わりがないという若い方たちも多いでしょう。
まずは、ご家族とご先祖さまについて話合う機会を持ち、
自分のルーツを認識しておくことだけで十分だと私は思います。

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