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2008年2月9日号

つい20〜30年前までは、お寺さんは地域と密接に関わりあっていました。
地域の人々がお寺さんに集い、お寺さんの知恵をいただく。
それは井戸端会議のようにほのぼのとしたものでした。
しかし時代とともに日本にも個人主義の風潮が流れ、
寺離れ、宗教離れが始まりました。

これにはお寺さん自身にも原因があるのです。
以前は独居老人の自宅や貧しい家庭にもお寺さんが出向き、
「元気しとるか? お経あげにきたぞ」と声をかけていました。
もちろん今でもそのようなお寺さんはいらっしゃいますが、
家庭の収入やその規模によって区別するお寺さんが現れたのも事実です。

お布施についてはどうでしょう。
お月参りのお布施が独居老人や年金生活者に
重くのしかかっている場合もあるのです。

葬儀界も、以前は「顔を見て価格を決める」といったことが行われてきましたが、
統一価格を公表し、タブーをうち破った「家族葬」が認知されはじめた今、
お寺さんも不透明な部分をなくすことが求められているのではないでしょうか。

地域に根付き、相手の身になって考えてくれるお寺さんを
地域の方も望んでいるのではないでしょうか?

私どもは、お寺さんや神主さんをご紹介しております。

次回のコラムでは「葬儀中に泣き始めたお寺さん」を例にあげ、
いいお寺さんを見つけるポイントを考えてみたいと思います。

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