
大切な人を惜しむ葬儀は、心に残るものであるべきですが、その費用が家計に大きな負担をかけることがあります。
特に、複数の親族が短い期間で亡くなってしまうと、その出費は非常に大きいものとなるでしょう。
しかし、葬儀の費用に関する事前知識を学び、適切な方法を知ることで、葬儀費用を抑えることは可能です。
本記事では、費用を抑えるためのプラン選びから、無駄なサービスを避ける方法、注意すべきポイントなど、ご遺族が知っておくべき情報を網羅しています。
無理のない予算で葬儀を行うためのガイドとして、ぜひお役立てください。
目次
葬儀費用のメカニズムを理解しよう!
葬儀を行うにあたり、避けて通れないのが費用の問題。
実際に葬儀を執り行う際、
・どのくらいの費用がかかるのか?
・何にどれくらいのお金が必要なのか?
・はたして予算内で本当にやりくりできるのか?
特に、喪主の経験がない人にとって、葬儀の価格表や見積もり書に記載の各費用項目が本当に必要か理解できないでしょうし、それが高いか安いかも判断できないと思います。
この章では、葬儀で発生する費用について、基本的な構造と抑えるべきポイントを解説していきます。
葬儀費用の内訳と平均価格について解説
葬儀の費用を考える上でまず把握しておくべきなのは、その内訳です。
平均的な葬儀費用は地域によって異なりますが、概して数万円から数百万円と非常に幅が広く設定されています。
内訳としては、
・葬儀社への基本的な手数料
・故人の最期の衣装や棺
・遺体を安置するための施設使用料
・通夜や告別式での飲食物
・供花や装飾
・式場のレンタル代
・僧侶への布施
など、多岐に渡ります。
これらのサービスには、”基本料金”と”オプション料金”があり、それぞれ選択によって総額が大きく変動するため、それらが本当に必要かどうかの見極めをしなくてはなりません。
特に故人の意向は無視できないため、故人が小ぢんまりとした葬儀を希望していたのに、あえて高額プランで送り出すといった行為は得策ではないでしょう。
また費用項目が面倒なのは、葬儀社によってそれぞれ呼び名が違う点。
似たような名目で誤認を起こすこともあります。
兎にも角にも、各費用項目の意味をしっかりと葬儀社に確認し、その根拠を明確にすることが費用を抑える第一歩です。
葬儀費用が高くなる要因とは?
葬儀の費用が予想以上に高くなってしまう主な理由には、様々な要因があります。
まず、高価な棺や豪華な供花、さらには多数の参列者に向けた飲食物などのオプションサービス。
これらは全体に関わる費用項目であるため、費用の底上げとなることが多いです。
また、時間をかけて充実した式を望んだ結果、自然と施設使用料が高額になったりすることもあります。
さらに、事前の見積もりが不正確であったり、葬儀社の担当者とのコミュニケーションが不足していたりすることで、思いがけない追加費用が発生することも一因として挙げられます。
費用を抑えるための事前準備とは?
葬儀費用を抑えるためには、具体的な事前準備が極めて重要です。
始めに、予算を明確にすること。
それ以上のお金はかけないと葬儀社に伝え、その範囲内で何ができるかを提案してもらうのが良いでしょう。
その際、上限いっぱいの見積もり書を提示してきたとしても、あらためて不要なオプションがないか確認してください。
次に、必要最低限のサービスや品物に絞り込む努力をすること。
近しい間柄の人が亡くなると、悲しみも相まって正常な判断ができない場合があります。
そうなると、葬儀担当者の言われるがままにオプションをつけてしまい、結果として高額になる恐れがあるのです。
後で後悔したり、トラブルになったりすることを避けるため、必要なサービスのみを取り入れてください。
また、地域の葬儀社の価格を比較検討し、地元で信頼のおける口コミの良い業者を選ぶと、不必要なオプションや手数料を省くことができますよ。
さらに、一般葬のような従来の葬儀形式にとらわれず、家族だけで静かに執り行う選択肢もあります。
事前に家族間で故人の意向や葬儀に対する希望を話し合い、経済的に苦しいようでしたら、一日葬や直葬といったプランにするのも良いでしょう。
ただし、それぞれにメリット・デメリットがあるので、しっかりと遺族で話し合ってから決めたいところですね。
お葬式の種類とそれぞれの特徴を大公開!
お葬式にはいくつかの種類があり、それぞれに独自の特徴があります。
大規模なものから家族だけで行うもの、時間とコストを節約するためのものまで、その形態は様々。
これらの違いを知ることは、故人の意向や遺族の希望に沿った葬儀を行う上で非常に重要です。
最も一般的なのは”一般葬”ですが、最近ではそれ以外にも”家族葬”や”直葬”、”一日葬”といった種類を選ぶ遺族の方が多くなってきています。
それぞれにかかる費用や準備の仕方、流れなどが異なるため、遺族はそれぞれの特徴を理解し、希望に合わせた選択をしましょう。
最近利用者が増えてきている”直葬”とは?
直葬とは、火葬式のみを行うシンプルな葬儀形態のこと。
荘厳な儀式を省略し、故人をできるだけ早く火葬することに主眼をおいたプランです。
この直葬はコストパフォーマンスが非常に高く、必要最低限の出費で済ますことができるため、経済的な負担を抑えたい家族には最適な選択となります。
ただし、親族や知人を広く招いて故人を偲ぶ場をもちたいと考える遺族には向きません。
また直葬は、世間的にはまだ認知が広まっておらず、「告別式を行わず、火葬するだけなんて……。」と半ば否定的にとられることもあるかもしれません。
直葬を選ぶ際は、故人や家族の意向をしっかりと確認し、後になって後悔のないように、きちんとした事前相談が前提にあります。
直葬の費用は10万円~数十万円程度とされていますが、実際には火葬場の料金や搬送費用、必要最低限の棺・衣装などの選択によって、さらに節約することも可能です。
節約ポイントとしては、
・火葬場のローカル料金を確認すること
・必要最小限の棺を選ぶこと
・花輪や供花は最低限に留めること
などが挙げられます。
家族葬のメリットと注意点とは?
家族葬は、ごく身内や親しい友人だけを招いて行う小規模な葬儀です。
近年の葬儀の傾向として人気を集めており、故人との関係を大切にしながら、静かに送り出すことができるという点が大きなメリットとされています。
また、大規模な葬儀に比べて費用を抑えられることも、家族葬が選ばれる理由の一つ。
しかし、家族葬を行う場合、
・招待する人数をどこまでにするか
・招かれなかった親族や知人への説明はどうするか
など配慮が必要です。
家族葬が故人の望んでいたスタイルかどうかも含め、丁寧な事前の検討が必要になります。
家族葬は直葬に比べると少し費用は高くなりますが、20万円程度~50万円程度と、一般的な葬儀よりは低コストです。
予算を組む上でのポイントは、
・参列者の人数を明確にすること
・葬儀の形態やサービス内容を事前にシンプルに決めること
・利用する葬儀社のプランを比較し、必要なサービスとそうでないものを選別すること
でしょう。
また、追加のオプションサービスには特に注意が必要であり、気づいたら高額になっていた……なんて事にもなりかねません。
費用項目の内訳を葬儀社に確認しながら、選別していきましょう。
一日葬の流れとおすすめの理由
一日葬は文字通り、一日で葬儀全体を行い終えるスタイルです。
通常の葬儀が2日程度かかるのに対して、一日葬では訪問客の対応や宗教的な儀式などもすべて同日に行います。
そのため、葬儀に費やす時間が短くなりますし、斎場や葬儀社に支払う費用も抑えられるメリットがあります。
特に、遠方から多くの参列者を招くことが難しい場合や、遺族が体力的、時間的な理由で長時間の葬儀を行うことが難しい場合に、一日葬は適しているでしょう。
一日葬の費用は、家族葬と同程度かそれよりも少し安価のケースが多く、30万円~80万円程度であることが一般的。
ポイントとしては、
・葬儀社の一日葬専用のプランを選択すること
・告別式などの無いシンプルな流れを選ぶこと
・供花や装飾を最小限に抑えること
・棺や祭壇のシンプルなものを選ぶこと
などがあります。
葬儀の見積もりにおける要点
遺族にとって葬儀は最後のお別れの場であり、心に残るセレモニーを望むのは当然のこと。
しかし、それには相応の金銭的な負担が伴います。
一方、葬儀を安く済ませるためには、見積もりの段階で正確な情報を得て、必要なサービスと費用を検討することが必要です。
実際に葬儀社から提示される見積書は、各項目ごとに複雑で分かりにくい部分も多いため、ここでの理解と交渉が葬儀全体の費用を左右することになります。
見積もり書のどの項目に注意を払い、交渉すべきなのかを把握しておくことが、後悔しない葬儀を実現するためには不可欠なのですね。
ここでは葬儀における総額費用を抑えるためのポイントを解説します。
正確な見積もりを取る方法とは?
葬儀の見積もりを取る際には、まず葬儀社の選定から始めます。
地元に密着した葬儀社や大手の葬儀社など、選択肢は多岐にわたりますが、まずは見積もりを取る前に、ある程度の葬儀のイメージを固めておくことが重要です。
白紙の状態で葬儀社に相談すると、想定以上の予算感のプランを提案される場合もありますし、何より時間がない中では冷静な判断ができません。
ある程度イメージさえ整えておけば、あとはそれに沿って葬儀社と話し合いを行えば良いでしょう。
この際、具体的なサービス内容や費用項目を詳細に説明してもらってください。
本当に必要なサービスかどうかを一つ一つ見極め、不要であれば削除を依頼します。
見積もりには、
・葬儀式場の費用・・・式場の賃貸料の他、設備使用料や消耗品代などが含まれます。
・霊柩車・式典の運営費・・・葬儀の進行を担当するスタッフの人件費や、葬儀に必要な備品・アイテムの費用が計上される。
・飲食費・・・返礼品や精進落としの食事などの費用が提示される。
・供花、供物・・・参列者の数や種類によって金額が異なる。
・僧侶へのお布施
など多くの項目が含まれるため、各項目についての見積もり根拠を葬儀社に質問し、納得のいく説明がなされることを確認しましょう。
見積もり時に交渉するべき費用項目
葬儀の見積もりの中で、特に注意を払いつつ交渉すべき費用項目が複数あります。
代表的なものとしては、棺や祭壇などの高価なオプション。
これらは葬儀社が提案するデフォルトの品よりも安価なものに変更することで、コスト削減に繋がることが多いです。
また、飲食費に関しても、提供する食事のグレードや量を見直すことで費用を抑えられます。
ただ、あまりに質素にすると、故人への想いを疑われる可能性もあるため、ある程度の質は保ちましょう。
その他、式場の使用に関連する費用や、装飾関連の費用が不必要に高額でないかを確認し、必要に応じて見直しを求めてください。
最も大切なのは遺族の意向です。
見栄や相談時の雰囲気に流されず、遺族としての意見を葬儀社にしっかり伝え、金額に見合ったサービスを受けられるよう努めましょう。
葬儀のプランニング手法とは?
葬儀を計画する際には、複数の要素を考慮する必要があります。
大切なのは、故人の意思と遺族の願い、そしてそれらを反映する葬儀プランと内容です。
葬儀のプランニングでは、予算、規模、形式など、多岐にわたるオプションを適切に選択し、最良かつ費用効率の高い式を実現するための選択が求められます。
ここで紹介する方法を活用して、経済的な負担を軽減しつつ、故人と遺族の意向に沿った適切なお別れを計画していきましょう。
限られた予算の中で最適な葬儀を計画する
予算の制約があるなかで、故人にふさわしい葬儀を行うためには、まず金額の上限を設定することが重要です。
その上で、必要な項目を優先順位をつけて見直す作業が求められます。
例えば、花の量や種類、棺の素材、会場の豪華さなど、見た目にこだわらずに本質的な部分に注力することで、コストを削減できるでしょう。
また、仏具や祭壇に関してもレンタルする、もしくは簡素なものを選ぶことで、予算内で最適なプランを組み立てることが可能となります。
さらに、宗教者へのお布施や会場の費用など、交渉の余地があるものは積極的にコストダウンを図ると良いでしょう。
良い葬儀社であれば、価格帯の低い内容になっても決して応対が雑になることはありません。
事前の口コミや評価を信じて、腹を割って相談してみてください。
葬儀社と効果的なコミュニケーションをとる
葬儀社を選ぶ際は、価格のみならずサービス内容や対応の質も考慮する必要があります。
初めに、葬儀に対する基本的なビジョンや、遺族の要望を明確に伝え、それを葬儀社及び担当者に理解してもらうことが重要です。
また故人がどんな人物であったか、どんな葬儀を望んでいたか、についても詳しく伝えてください。
逆に、葬儀社から提案されるパッケージを鵜呑みにせず、自分たちのニーズに必要な内容かどうかを吟味すべきです。
費用に関する明細を細かくチェックし、分からない点や不要なオプションは率直に問い合わせてみることで、無駄なコストを省くことができます。
信頼できる葬儀社と良好な関係を築きながら、一緒に葬儀を執り行うスタンスを保ちましょう。
チェックリストで抜け漏れなくプランを進める
プランニングを進めるにあたり、チェックリストは必要不可欠な手法です。
遺族が直面するタスクは山積みですが、それらを一つずつ挙げてリスト化することで、抜け漏れを防ぎながら機能的に進捗を管理することができます。
具体的には、
・葬儀の日程
・参列者への案内
・会場の手配
・流れの確認
・必要な書類の準備
など、細部にわたるアクションをチェックリストに記入してください。
この作業を通じて、不測の事態にも柔軟に対応できる準備を整えることができるでしょう。
葬儀を安く済ませるための節約テクニック
葬儀の費用は高額になることが多く、家計に大きな負担をかける場合があります。
しかし、やり方によってはかなりの節約が可能であり、半額近くも減額できた事例もございました。
ここでは、費用を抑えつつも、適切なお別れの場を提供するためのテクニックをいくつかご紹介します。
ぜひ参考にして、遺族の予算と意向に沿った葬儀を計画してください。
不要なオプションサービスの見極め
葬儀には様々なオプションサービスがありますが、全てが必要というわけではありません。
例えば、豪華な花輪や高価な棺、ビデオ撮影など、故人や遺族の意向に必ずしも合わないものもあります。
重要なのは、故人の意思と遺族の願いに沿った形で、無駄なく適切なサービスを選択すること。
また、ご遺体の搬送や式の進行など基本的なサービスに集中し、オプションは最小限に抑えることで、費用は大きく異なってきます。
特に参列者様への食事などは、一つのオプションの変化が全員に影響し、そのまま価格も大きく変動するため、気を遣いすぎて食事を豪勢にすると、予算を超えた高額費用がかかってしまうでしょう。
豪勢なオプションをつけてしっかりと送り出したい気持ちは理解できますが、葬儀は他者と比較するものではありませんから、相応の内容で計画してくださいね。
地元の葬儀社を利用する利点
地元の葬儀社を選ぶ利点として、地域性に合わせた葬儀を行ってくれる点があります。
地域に根ざした葬儀社は、その地域特有の風習や慣習を熟知しているため、無理なサービスの提案が少ないです。
また、地元の葬儀社は大手に比べて規模が小さく、運営コストが抑えられていることが多いため、全体の費用を安く抑えやすいというメリットがあります。
さらに、地元の社会とのつながりが強いことから、参列者にとってもアクセスしやすい場所で葬儀を行えることが多く、故人の繋がりやコミュニティを大切にしたい場合には特におすすめです。
地元の葬儀社を利用する際には、口コミや紹介などで信頼できる業者を探してください。
自宅葬とは?そのメリットとデメリットを解説!
自宅葬の最大のメリットは、費用を大幅に削減できることです。
式場を借りる必要がなく、自宅で葬儀を行うことでレンタル料を節約できます。
また、家庭の温かみの中で故人との最後の別れを行えるため、親族や参列者にとっても心安らぐ時間を過ごせる可能性があります。
しかし、自宅葬には準備や進行、案内など、遺族に多くの負担がかかるというデメリットもあります。
さらに、参列者の人数が多い場合や自宅が狭い場合には、実施が難しいという根本的な問題もあるでしょう。
自宅葬を選ぶ際には、事前に葬儀社とよく相談し、自宅の環境や遺族の体力、精神的な負担などを熟慮した上で決定することが重要です。
後悔しないための葬儀の決め手
故人を弔う最後の儀式として、葬儀の準備は一つ一つ丁寧に行いたいもの。
しかし、予期せぬ出費や、独自の都合を優先させすぎることは避けたいところですよね。
そもそも葬儀の目的は、故人を悼み、残された人々が心を寄せ合う時間をもつことにあります。
そのため、葬儀の決め手は、遺された家族が納得できる内容であり、かつ、故人の意志が反映されていることになるでしょう。
これらを踏まえた上で、
・葬儀の品質と費用のバランスを考えること
・遺族と故人の意向をどのように反映させるかを考えること
・さらに葬儀後のサポートやアフターケアについても配慮すること
が、重要な要素となります。
遺族と故人の意向を反映させる
故人の意思をどのように葬儀に反映させるか、また遺族の思いをどのように形にするかは大きな課題です。
事前に故人が生前話していた希望を探ること、また遺書や事前の葬儀のプランがあれば、それに沿うことが前提でしょう。
また、遺族主導で葬儀を進める場合でも、故人の性格や過去の行動から、故人らしい葬儀のあり方を考えることも、故人への配慮の一つです。
天国から「ありがとう。」が伝わるような葬儀にしたいですね。
葬儀後のサポートとアフターケア
葬儀後にも気を配りたいのが、サポートとアフターケアです。
葬儀は一連の流れの中で終わるものではなく、その後の法要や仏壇・墓石の手配、遺品整理など、さまざまな手続きが伴います。
良い葬祭業者であれば、これら葬儀後のフォローもきめ細かく提供してくれることでしょう。
ただ、忘れがちなのが、心のアフターケアです。
喪失感や悲しみに対してカウンセリングを受けたり、支援団体を通じての情報共有ができたりすることも、葬儀後の負担を和らげる手段となります。
故人への想いを心に刻みつつ、前を向いて歩んでいくためにも、こうしたアフターケアの存在を知っておくと良いでしょう。
葬儀を安く抑えるコツと注意点に関するまとめ
大切な人のたった一度の葬儀とはいえ、家計に打撃を与えるような高額なプランを選ぶ必要はありません。
また、必要以上にオプションを盛り込み、派手さを重視した葬儀にするのも、本来の目的からそれる可能性があります。
大切なのは、故人の生前の意向と、遺族の想いです。
故人らしい葬儀は場に一体感をもたらし、想い出の共有に拍車をかけます。
葬儀社の提案するプランを鵜呑みにせず、必要・不必要な項目をしっかりと選別して、取捨選択していきましょう。