先日行った家族葬での出来事です。故人の知り合いの人から、「家族葬と聞いたけど、どうしても会ってお別れがしたいので、喪主さんに聞いてもらえないですか?」という相談を受けました。詳しくお話しを聞くと、故人とは毎日のように、朝方や涼しくなった夕方ごろに近くの公園を一緒に散歩していた。足腰が弱くなって歩くのが辛くなってくると花壇横のベンチに座り、日常の何気ないことを話すのが、日課だったといいます。喪主様にお伝えをすると、大変喜ばれ「ぜひ参列してください」と返事が返ってきました。喪主様は「忙しい毎日の中で、母になかなか会いに来られないままでした。母がこんなに穏やかな顔をしているのは、毎日のように支えてくださったご近所さんたちがいてくれたから。来て頂きありがとうございました」と何度も感謝の気持ちを伝えられていました。家族葬はご家族のみと思われている人もいらっしゃいますが、故人と関係の深い知人や友人であれば、喪主やご遺族からの意向で参列することも可能です。最後のお別れを後悔のないように。
大阪セレモニー 家族葬ホール
大阪市旭区大宮1丁目5番28号