6月27日号
同じ家族内であっても、
「お葬式でこのようにして見送ってあげたい」
という思いは主人、親、子などそれぞれで違うケースがあります。
先日、まだ若い奥様を亡くされたご家族の、
それぞれの意向を反映したぬくもりのある
お葬式のお世話をさせていただきました。
少しばかりご紹介させていただきます。
喪主であるご主人様はいけ花の先生で、
奥様はテニスに打ち込まれていたそうです。
そこでご主人様が
「花祭壇のお手伝いをさせてもらえますか」
と申し出されました。
先生の手によってテニスラケットやボールを
彩ったまさに唯一無二の芸術的な花祭壇が完成し、
会葬者の方からも驚きや感動の声が上がりました。
そして、お子様からは「好きだった曲をずっと流してあげたい」、
お母様からは「お遍路さんを回った白衣を着させてあげたい」とご要望されました。
ご家族それぞれの思いを形にし、いよいよご出棺となりました。
奥様が通われていたテニスコート横を通り、車は斎場に向かいました。
お葬式は一生に一度の大切なセレモニーです。
「こうしてあげれば良かった…」と後悔してももう一度やり直すことはできません。
私たちはいつまでも「要望を言いやすい葬儀社」であり続けたいと考えています。
大阪セレモニー 家族葬ホール
大阪市旭区大宮1丁目5番28号