先日、私の学生時代の友人のご主人が亡くなり、弊社の家族葬ホールでお葬式をさせていただきました。友人は最近、立て続けにご家族のお葬式があり、ご両親がクリスチャンだったということから、教会でお見送りをしたそうです。
しかし、今回は私のところで見送りたいと依頼してくれたのです。

担当したのは、入社3年目のまだ20代の若手スタッフです。
故人を病院へ迎えに行くところからお葬儀、初七日までご家族に寄り添わせていただき、一段落していたある日、道端でばったり友人と会ったのです。

すると、私の顔を見るなり、「あんたのとこ、どんなすごい社員教育してるの?どうやったらあんなに素晴らしいスタッフが育つの?」と言うのです。
私は突然そんなことを言われたので、うまく答えることができませんでした。
教会で執り行った葬儀も全く不満はなく、どちらかと言えば満足だったけれど、弊社のスタッフの対応はもっと親切でより満足したと言うのです。私にとってこれほどうれしいことはありません。

私たちは物を売るお商売ではなく、寄り添うお商売です。寄り添う方々は十人十色どころではなく、世界にただ一つです。ですから、マニュアル的なものは存在せず、「人間力」を磨き続けるしかないのです。

日々スタッフに話してることは、お互いに「声のかけあい」や「気配り」をすること、オンとオフの切り替えをしてしっかり休むこと、くらいです。心が豊かになれば人間力が育ってゆくものと信じています。

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