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自由葬とは?費用相場から準備まで完全ガイド|遺族の心に寄り添う新しい葬儀のかたち

近年、多くの方が注目している「自由葬」をご存知でしょうか?

従来の葬儀では、”しきたり”や伝統的な形式に従う必要がありました。

しかし自由葬では、故人の人柄や想いを表現した自由な形式での送別ができるのです。

形式や規模、デザイン等を柔軟に選べることから、令和になって選択されるご遺族が増えてきました、

本記事では、自由葬の基礎知識から具体的な準備の方法、実際の体験談まで、詳しくご説明いたします。

故人らしい送別をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

自由葬とは?一般的な葬儀との違いを解説

近年、注目を集めている「自由葬」。

この形式の葬儀では、故人や遺族の意思を尊重し、独自のスタイルで送ることができます。

これまでの一般的な葬儀では、僧侶による読経や焼香、そして決まった順序での式進行が必要となるのが通例でした。

これに対して自由葬では、宗教色を排除することも、特定の宗教にとらわれない形式を選ぶことも可能となっています。

 

また、参列者の服装についても、喪服でなければならないという決まりもなく、故人の好きだった色の服装で参列することも認められています。

時間帯や場所についても、深夜や早朝、あるいは故人の思い出の場所で執り行うことができます。

 

このように自由葬は「故人らしさ」を大切にした、宗教や形式にとらわれない新しい形の葬儀といえるでしょう。

近年では、故人の趣味や思い出にまつわる品々を飾ったり、好きな音楽を流したりすることもできるため、葬儀に対する考え方が多様化する現代において、自由葬は時代のニーズに応える新しい選択肢となっています。

自由葬のメリット・デメリットを詳しく紹介

自由葬を検討される方のために、具体的なメリットとデメリットについて説明します。

 

まず最大のメリットは、故人の意思や遺族の希望を最大限に反映できる点。

従来の形式にとらわれず、故人の人柄や生き方を表現することが可能となります。

費用面でも、必要な要素だけを選択できるため、予算に応じた柔軟な対応が可能でしょう。

また、宗教色を抑えることで、多様な信仰を持つ参列者への配慮も実現できます。

形式張らない雰囲気づくりにより、参列者同士が故人を偲びやすい環境を作ることができるのです。

 

一方のデメリットについて。

まず自由度が高い分、準備に時間と労力がかかる可能性が高くなってしまいます。

また年配の参列者から理解を得られにくい点もあるでしょう。

特に、故人や遺族の親世代が伝統的な価値観を持っている場合、調整が必要となることもあります。

 

さらに形式が自由である分、進行役を務める司会者には高い専門性が求められるため、経験の少ない葬儀社では、望んだような演出や進行ができない可能性もあるのです。

これらのデメリットは、事前の準備と関係者との十分な話し合いが必要です。

 

メリット、デメリットを充分に検討した上で、自由葬を選んでみて下さい。

自由葬の費用相場と内訳|予算の立て方

自由葬の費用について、具体的な相場と内訳を解説していきます。

一般的な自由葬の費用相場は本当にピンキリで、50万円から300万円を超える場合もあります。

この金額は、参列者数や選択するオプションによって大きく変動しますが、基本的な費用内訳として、

・式場使用料→15万円から30万円

・司会者への謝礼→5万円から10万円

・装飾や供花→20万円から50万円

・映像や音響機器のレンタル費用→10万円から20万円

がかかるでしょう。

これらに加えて、返礼品や案内状の費用も必要となってまいります。

 

予算を立てる際は、まず参列予定人数を把握することが重要です。

人数が確定することで、会場のサイズや必要な設備が明確になってきます。

特に重視したい要素には予算を多めに配分し、優先順位の低い項目は簡素化するという方法もありますが、予期せぬ出費に備えて見積もり金額の1割程度は予備費として確保しておきましょう。

また葬儀社との打ち合わせの際は、必ず詳細な見積もりを依頼するようにしましょう。

自由葬の具体的な進め方と準備のポイント

自由葬を滞りなく執り行うために、準備の手順を詳しく説明していきます。

まず、故人の意思や希望を可能な限り可視化させることから始めていきましょう。

生前に葬儀についての話し合いがあった場合は、それを最大限尊重することが望ましいです。

準備の初期段階で、遺族間での話し合いを十分に行ってください。

 

また葬儀社の選定は、必ず複数の会社に相談することが重要です。

自由葬の経験が豊富な葬儀社かどうかを、実績や過去の事例で確認していきましょう。

会場の選定では、参列者数だけでなく故人らしさを表現できる空間であるかも重要なポイント。

装飾や演出については、故人の趣味や好みを反映させる必要があるため、準備期間は通常1週間から10日程度を確保してください。

 

参列者への案内は、できるだけ早い段階で行うようにしましょう。

案内状には、通常の葬儀とは異なる形式であることを明記することが望ましいです。

当日の進行表は、余裕を持った時間配分で作成することが大切です。

自由な形の葬儀ではありますが、参列者が故人を偲ぶ時間は十分に確保するようにしましょう。

 

これらの準備を丁寧に行うことで、心に残る送別の場を創出することができるのです。

自由葬での追加サービスオプション

自由葬では様々な追加サービスを活用することで、より個性的な式を創り上げることができます。

基本的なオプションについて、具体例をご説明します。

 

まず供花や供物については、従来の白を基調としたものに限定される必要はありません。

故人の好きだった花や思い出の品々を飾ることで、より温かな雰囲気を演出できます。

生前、故人が趣味にしていた物を展示スペースとして設けることも可能です。

 

音楽については、クラシックや童謡、ポップスなど、ジャンルを問わず使用することができます。

特に、故人が好んでいた楽曲を流すことで、深い追悼の意と共感を表すことができるでしょう。

 

映像演出では、故人の人生を振り返るスライドショーを流したり、思い出の写真や動画を編集し、心温まる映像作品として上映したりすることで、場に一体感が生まれます。

 

記念品としては、故人の趣味や想いが詰まったものを選ぶのも良いでしょう。

手作りの品や、故人が大切にしていた物の一部を分けることで、より深い絆を感じていただけますね。

 

香典返しについても、従来の品に限らず故人らしさを感じられるものを選択できるのです。

これらのオプションは、予算と相談しながら必要なものを選んでいってください。

よくある質問とその回答

Q.宗教者を呼ばなくても問題ないのでしょうか?

A.自由葬では、必ずしも宗教者の読経は必要ありません。

ただし、故人や遺族の意向で、特定の宗教者に来ていただくことももちろん可能です。

 

Q.参列者の服装に制限はありますか?

A.基本的に服装の制限はありませんが、案内状に望ましい服装を記載する方が良いでしょう。

 

Q.一般的な葬儀と比べて失礼になることはないでしょうか?

A.これについては、故人の意思を尊重した選択であることを、案内状などで丁寧に説明することが重要となってまいります。

 

Q.準備期間はどのくらい必要ですか?

A.理想的には、1週間から10日程度の準備期間を確保してください。

 

Q.予算は一般的な葬儀と比べてどうなのか?

A.自由葬は必要な要素のみを選択できるため、むしろ費用を抑えることが可能な場合も多いのです。

まとめ:心に残る自由葬を実現するために

自由葬は、故人らしさを大切にした、新しい形の送別の形として注目を集めています。

成功の鍵は、故人の意思と遺族の想いを丁寧に紡ぎ合わせること。

準備の段階から、関係者全員での十分な話し合いを持つことが重要で、予算と相談しながら必要なオプションを選んでください。

形式にとらわれすぎず、かといって準備を疎かにせず、バランスの取れた式を目指すことが大切です。

 

最後に……

自由葬は決して「自由奔放な葬儀」ではありません。

故人の人生を振り返り、遺族や参列者の心に深く刻まれる、大切な機会として捉えることが重要です。

このような想いを持って準備を進めることで、故人らしい、心に残る送別の場を創り上げることができるでしょう。

時代とともに変化する葬儀の形式ですが、大切なのは常に故人と遺族の想いなのです。

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