最近はコロナで病院のお見舞いが禁止されています。家族が病気になっても荷物を届けることしかできず、子どものお見舞いも許されない状態だそうです。病院で亡くなった場合、これまでは家族が寄り添って葬儀会館やご自宅に向かうのですが、安置室のない病院にはご家族が待機するところがなく、搬送先の会館やご自宅に先に到着して待っておられることもあります。
会いたい人、会えない人、会わせたい人、心の痛みがたくさんある中で、医療関係者は患者に対してまるで家族のように接しているのではないかと想像します。家族と患者が隔離されているのは本当に辛いことですが、誰が悪いということもありませんし仕方のないことです。私は人ごととは思えず胸が痛くなります。
私が所属する合唱団でも年末の第九のコンサートを行うにあたり練習時に対策はどうするのか話し合いました。このご時世、一般の方からのご意見も多いのですが、皆の歌いたい気持ちを考えると、私たちは最初に手をあげることにしました。「最初に」というのは誰もが躊躇しますが、他の団員も本当はやりたいと思っているので、期待されている人や適任者が手をあげると全体的にエンジンがかかりやすいものです。
それぞれのコロナ事情がありますが、分析が進み局面が見えてきたようですので今後は少しずつ緩和されていけばと願います。
大阪セレモニー 家族葬ホール
大阪市旭区大宮1丁目5番28号