第十三回レポートゆかんってなに?

今回は『ゆかん』についてです。
このなかなか聞きなれない『ゆかん』とは漢字ではお湯を灌(そそ)ぐで『湯灌』と書きます、亡くなった方にお湯をかけて故人の生前の悩み・苦しみ・痛み等を棺に納める前に洗い清める儀式です。

2008年公開の映画おくりびとで有名になった納棺師という職業が有りますが、本木雅弘さんが演じた納棺師という仕事は故人が着ている服を白装束に着せ替え、死化粧をするのですが、この関西では介護の訪問入浴から発展した湯灌師の方が一般的です。お風呂が大好きな日本人ならではのサービスで、亡くなった方の全身を洗い流し、その後シャンプー→洗顔→顔そりをして化粧を行います。

家族は亡くなられた方の体を清め、身だしなみを整えるところに立ち会うことで、故人との別れと向き合うことが出来、故人は綺麗になった姿で、これから見送りに来られる会葬の方々との最後のお別れができます。

ゆかんも故人に対しての供養の一つになると思います。

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