私は趣味で合唱団に所属しているのですが、
そこでいつも一緒だった友人を今月、
交通事故で亡くしました。
テレビや新聞で恐ろしい交通事故が
たびたび報道されていますが、
私個人としては身近で初めての経験でした。
病気などと違い、
すぐそばにいた人が突然いなくなるというのは
気持ちの区切りがつきません。
ご家族は当初、身内だけのお葬式を希望されていたのですが、
合唱団のみんなで
「私たちの気持ちとしてお参りさせてほしい」と頼み込み、
願いを聞き入れてくださいました。
お葬式は音楽に溢れたとても温かいものになりました。
彼女と一緒に歌った合唱団の曲をCDに編集し、
お経の時間以外はBGMとして式場に流しました。
また、電子ピアノを持ち込み、
合唱団の先生にピアニストの演奏で献奏の歌を歌っていただきました。
棺の中には練習した楽譜、
趣味だった卓球のラケットや球が収められ、
本人は合唱団のステージ衣装を着て旅立ちました。
彼女が亡くなってから初めての練習を行なった日に先生が、
「ピアノの音色が、彼女がみんなに
〝ありがとう”と語りかけているように思う」
と言われたのが心に残りました。
大阪セレモニー 家族葬ホール
大阪市旭区大宮1丁目5番28号