休日には2人で趣味のゴルフに出かけるなど、とても仲の良いご夫婦のお話しです。昨年の秋にご主人さまの体調が悪化し、病院に運ばれそのまま入院となりました。急な入院から2ヵ月がたった頃、もう余命わずかと思われたのでしょうか、20年間連れ添われた奥さまに「今まで尽くしてくれてありがとう。籍を入れよう」と伝え、意識が朦朧(もうろう)とする中、『妻にしっかり自分の気持ちを伝えたい。できる限り笑顔で籍を入れたい』と、痛みや呼吸苦などを緩和するモルヒネ投与を小さな声で先生に頼みながら入籍されました。その3日後に家族に見守られる中、ご主人さまは静かに永遠の眠りにつかれました。『せめて結婚指輪の交換をしてあげたい』と親族の方が用意された指輪を、ゴルフのグリーンを思わせる緑を基調にお花でいっぱいの祭壇前で交換。20年間ずっと夫婦として生活を共にされてきたお二人。少しでも奥さまが寂しくないように、最後に籍を入れることを決意したご主人さまの思いやりと、それを受け入れた奥さま。お二人の決断を形で残してあげたい。と時間のない中走り回られたご親族さま。大切にされてきた時間が、これからも生き続けていくことを社員一同心から願っております。
大阪セレモニー 家族葬ホール
大阪市旭区大宮1丁目5番28号