先日、4月28日に弊社で開催した「人形供養」に私も参列しました。人形供養は1年に1度行っているイベントで、今年で開催12回目。奉納される人形は、雛人形、市松人形、兜(かぶと)、ぬいぐるみなど多岐にわたります。
今年は告知時期が少し遅かったため例年に比べ集まった人形は少なかったのですが、それでも1000体以上の人形が奉納されました。人形は預かることもできますが参列も自由です。供養当日、私の隣で参列された方がずっと涙ぐまれていました。お話しを聞くと「60年前に両親にプレゼントしてもらった品で、姉妹でよく遊んでいた。人形の前で仲良く遊んだこと、ケンカして一緒に怒られたことを思い出した」とのこと。また「体力がなくなり、最近は飾ってあげることができなくて、今日から先に亡くなった姉の元へ届けられると思うと、なんとも言えない気持ちになり涙がとまらなくなった」と胸の内を明かしてくれました。
また先日、終活を始めた友人から今年の人形供養の開催日を聞かれ、数日後に開催することを伝えると「数日で手元から離す心の準備ができそうにないから来年にしようかな」と返事がきました。役目を終えた人形は、みなさんの感謝の思いを持って毎年供養しています。大切にしてきた人形を捨てるのに気が引ける方は、どうかそのお気持ちを大切にしてください。
大阪セレモニー 家族葬ホール
大阪市旭区大宮1丁目5番28号