一家の大黒柱のお父さんが緊急入院し余命宣告をされた場合、お父さんが亡くなって口座からお金が引き出せなくなる前に、引き出しておかなければ、という話の第二回目です。
前回は、事前に引き出すと後々、他の親族ともめる、相続放棄をすることが出来なくなる、などがあるので引き出す場合は何に使ったのかレシートを残しておきましょう、との事でした。
前回のコラム
今回は口座からお金が引き出せなくなった後の話です。
銀行が本人の死亡を知り、通帳からお金を引き落とせなくなっても、葬儀費用の引き出しには応じてくれる場合があります。ちなみに、故人の口座のみで生活費を管理していた場合もそのままでは生活が出来ないため、一定額までは必要に応じてくれることもあるそうです。
葬儀費用の引き出しについては、100万円~150万円ほど対応してくれるそうで、引き出しについて必要な書類は
・故人の戸籍謄本または除籍謄本(法定相続人の範囲がわかるもの)
・法定相続人全員の戸籍謄本
・法定相続人全員の印鑑証明
・葬儀社が発行した見積書等
その他にも、銀行の指定した書類が必要になるので、取引銀行に問い合せをして下さい(実印、預貯金通帳、届け印、キャッシュカード、身分証明書など)。
銀行も後々、もめ事が起きない為に沢山の書類が必要ですね。
以上のことを予備知識として頭に入れておいてください。
いざという時は、銀行に相談すると一時金は引き出せることがある
と覚えて頂ければいいと思います。