菖蒲

2008年8月20日

4月の家族葬ホールオープンより、4ヶ月が経ちました。

その間、利用されたご家族は約40件。
もちろんニーズがあると考えたからこそ
家族葬ホールを作ったのですが、
まさかここまで…というのが正直な感想です。

4月に1週間の見学会を開催した際には、
毎日のように見学者の皆様が訪れてくださいました。

今すぐどうのこうのというわけではなく、
近い将来に訪れるであろう自分やご家族の葬儀を念頭において、
見に来られた方々がほとんどです。

やはり今の時代は、家族だけの暖かい葬儀が
注目されているのだなと実感しております。

40件のお葬儀の中には、
私自身が直接お話をさせて戴いたご家族もおられます。

先日の葬儀は、本来なら大きな会館で大勢の方にお見送りいただいても
不思議ではない故人様でした。
ですが、ご家族の方は当社の小さな家族葬ホールをお選びになりました。
それはいったい、何故か?

まず第一に、大きな葬儀では接待などに気を取られてしまい、
故人様との満足なお別れができそうにないからということ。
その点、家族葬ホールでは親族だけが集まって
通夜から告別式へと時間が流れるので、
十分時間をとってお別れをすることができたと喜んでおられました。
実際に家庭的な雰囲気の中で、
故人様との思い出話を談笑なさっている様子を拝見いたしました。

その次に金額的な問題です。
単に葬儀代金を安くしたいというわけではなく、
必要なものだけで余計な出費を抑えたいというご希望でした。
以前、そのご家族様が行われた葬儀では
費用が大変高額になったらしく、その時に不透明な金額を
請求されたことが深く印象に残っているご様子でした。
 
また、一人暮らしだった故人様をお見送りするために、
家族葬ホールを選ばれたご遺族様もおられました。

一人で暮らしておられたため、
ご遺族は故人様の交友関係をご存じない。
地元の会館などもどこへ申し込んでいいのか、
どのように使えばいいのかもわからない。

最近は核家族化が進んでいるため、
このようなケースも頻繁に起こると考えられます。
事実、家族葬ホールの利用者の方々は、
その80%が旭区以外に住んでおられました。

全くご家族がいらっしゃらない故人様も、いらっしゃいます。
ある老人ホームから依頼されて、
家族葬ホールでお葬儀をさせていただきました。
葬儀の費用は、故人様が残された遺留金のみを使用させていただき、
ホームの方にご負担いただくこととはございません。
参列者は当社の社員のみでしたが、
寺院様のお読経が終わった後で丁重に送り出させていただきました。

家族葬ホールでお葬儀をされたご家族は、
必ずといっていいほど
「こういう場所が欲しかった」
「これからは、このようなお葬儀が増えてくると思う」
とおっしゃいます。

これからも、皆様方のニーズに合わせたお葬儀を
提供していきたいと思っております。

山田愛子

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