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葬儀の流れと必要な手続き、かかる費用についてプロが完全解説!

葬儀は突然訪れることが多く、初めて喪主を努める方や参列者は何をどうすればよいのか戸惑うことが少なくありません。

喪主や親族など葬儀の準備を手伝う方々にとって、葬儀の流れや必要な手続き、かかる費用についてあらかじめ理解しておくことは非常に重要です。

また葬儀の流れに関する事前知識を蓄えておくことは、混乱を避け、トラブルを防止する観点からも必要でしょう。

葬儀にかかる費用は思った以上に多岐に渡るため、その内訳を知ることで、適切な予算計画を立てられます。

本記事では、葬儀の準備段階から告別式の進行、葬儀後の手続きまでを詳しく解説し、さらに具体的な費用についても、プロの視点から分かりやすく解説していきましょう。

1.ご家族が逝去された時は?

ご家族が逝去された時には、多くの方が混乱し、何から行動すべきか分からない事態に陥ることがあります。

また、逝去の場所によって必要な手続きや対応が異なるため、危篤の状態になってから色々と調べ出すよりも、もっと早くに葬儀の手続きや流れを知ることは、心からのお見送りをする上で必要不可欠となるでしょう。

ここでは病院、老人施設、自宅での逝去について詳しく解説します。

病院での逝去

病院での逝去の場合、最初に医師による死亡確認が行われ、”死亡診断書”が作成されます。

それを遺族が受け取り次第、葬儀社に連絡して搬送を依頼します。

ご遺体を病室から霊安室に移動させますが、そこを利用できる時間も限られているため、速やかに葬儀社と連絡を取りましょう。

葬儀社がやることは遺体の搬送、安置場所の手配、各種書類の提出などです。

死亡診断書も葬儀社が代行して役所へ提出してくれます。

老人施設での逝去

老人施設で逝去された場合、まず施設のスタッフが医師を呼び、死亡確認を行います。

次に、施設側からご家族へ連絡が入ります。

死亡診断書は施設の提携医師によって発行されることが一般的です。

ご家族は速やかに葬儀社に連絡を取り、遺体の搬送を手配しますが、老人施設では施設利用料や介護サービス費用の清算が必要となるため、その手続きも同時に進めることが求められます。

このケースでも、葬儀社は搬送から安置、葬儀の準備まで全面的にサポートします。

自宅での逝去

自宅で逝去された場合、まず救急車を呼び、かかりつけ医師による死亡確認を受けます。

死亡診断書が発行された後、葬儀社に連絡をして遺体の搬送を依頼します。

自宅での逝去は、ご家族にとって精神的負担が大きい場合が多いので、葬儀社に早めに相談することが大切です。

逝去に伴う法的手続きや保険の申請などもありますので、これらの手続きについても葬儀社や専門家に相談すると良いでしょう。

そのまま自宅で納棺する場合、

・敷布団

・座布団

・コップと水

が必要になりますので、用意しておいてください。

故人が逝去された時は、亡くなった場所によって対応が変わることを説明しました。

故人のご遺体は、基本的に自宅、斎場、葬儀社で安置する形になり、その後、お通夜や告別式の手配に移ります。

故人を安置所に移す作業は葬儀社の仕事であるため、そのままその葬儀社にお通夜・告別式を依頼するのが通例です。

また、式場が混雑しているケースもあるため、逝去の翌日にお通夜ができるとは限りません。

そういった理由から、葬儀に関する知識を学んでおいたり、地域の葬儀屋さんに詳しくなっておくことは大切なんですね。

近しい親族が逝去すると、親族一同、気が動転し冷静な判断や思慮が難しくなりますが、特に喪主を努める方はそうも言ってられません。

最後のお別れに向けて様々な手続きが必要になりますから、このブログを熟読して流れを把握してください。

2.葬儀社との打ち合わせ

ご遺体を安置所に移したら、次は葬儀の手続きに入ります。

前章で書いた通り、ご遺体を移動させた葬儀社がそのまま葬儀を執り行うのが一般的ですから、逝去したその日の内に担当者と打ち合わせを行いましょう。

この章では、葬儀の”段取り”に当たる部分を解説していきます。

葬儀の日程を決める

葬儀の日程を決めることは、ご遺族が故人を現世から送り出すためのファーストステップです。

逝去後、すぐに葬儀社と相談し、希望する葬儀の形式や日程について話し合います。

日程を決める際には、

・故人の遺志

・ご家族の都合

・参列者の予定

などを考慮する必要がありますが、宗教的な儀式や地域の風習がある場合は、それに従った日程設定が求められるでしょう。

また、斎場や寺院、火葬場の予約状況も確認しなければなりません。

最適な日程を選ぶことで、スムーズに葬儀が進行し、参列者も集まりやすくなるからです。

特に人口の多い都市では、寒い時期における火葬場は混雑するため、空きを待つのに5日以上かかることもあります。

地域の葬儀社のアドバイスを受けながら、無理のないスケジュールを組み立てましょう。

葬儀に呼ぶ参列者を決める

葬儀に招待する参列者の範囲を決めることも重要な手続きの一つです。

まずは、ご家族や近親者と話し合い、故人の生前の交友関係やご家族の希望を尊重したリストを作成します。

参列者の範囲は、故人の社会的な立場や家族の意向によって異なりますし、ご遺族の予算感もあります。

ただ余計な見栄を張ったり、葬儀社の言われるがまま高額なプランを契約する必要はありません。

あくまで故人や遺族の意思を尊重して下さい。

さて、葬儀に呼ぶ参列者と故人との関係性を考慮して葬儀プランを決定しますが、少人数で葬儀をするのならば家族葬で問題ないでしょう。

家族葬の場合、その平均費用は50〜100万円となります。

→別記事(家族葬の詳細)

一方、会社関係や地域の方を呼ぶ場合は、従来の葬儀の形である”一般葬”を選択します。

一般葬の場合、規模が大きくなる傾向にあるため、100万円〜300万円を超えるものもあります。

→別記事(一般葬の詳細)

また最近では、COVID-19やインフルエンザの影響で参列者の数を制限する場合やオンラインでの参列を依頼するケースも増えてきています。

参列者の範囲を明確にし、事前にしっかりとコミュニケーションを取ることで、当日の混乱を防ぎ、故人を偲ぶ時間を穏やかに過ごすことができますよ。

葬儀の日程やプランなどの大枠が決定したら、日取りを親族や参列予定者へお知らせし、訃報連絡をしてください。

ここまでで、大枠の手配と手続きは終了です。

いよいよお通夜に向けて準備を始めます。

3.お通夜の準備

お通夜は故人が葬儀の前日に行われるお別れの葬儀のことで、主に親族など親しい間柄の人が集まって故人を偲びます。

基本的には夕方17時以降に行われるため、仕事終わりに参列される方も多く、カジュアルなわけではありませんが、告別式よりも雰囲気はわずかに穏やかです。

お通夜から次の日の告別式にかけてロウソクの火を絶やさないいわゆる”寝ずの番”もこの日に行いますが、最近では親族への負担や火事のリスクを考慮して、24時間灯り続けるロウソクやお線香を取り入れる風習に変わってきました。

また、最近ではお通夜を省略した一日葬なる形態も広く認知されてきたため、以前よりはお通夜を執り行う遺族も少なくなってきたようです。

しかし、まだまだお通夜を行う遺族は多いため、その準備の流れくらいは知っておくべきでしょう。

この章ではお通夜の準備に関する3つのポイントを解説したいと思います。

遺影写真の原本を探して決める

遺影写真は、故人を偲ぶための重要なアイテムです。

遺影写真を選ぶ際には、故人が生前に愛用していた写真や、できるだけ自然な表情が写っている写真にしましょう。

多くの場合、家族や親族で話し合いながら決定することが一般的ですが、故人の最後のお別れを飾る大切なものなので、慎重に選びたいですね。

写真を選んだ後は、葬儀社や専門の写真スタジオで背景やサイズの調整、額縁の選定なども含めて遺影用に加工してもらいます。

参列していただく方に渡す粗供養品や通夜の料理・葬儀の料理を決める

お通夜や葬儀に参列していただく方々へ感謝の気持ちを伝えるために、粗供養品(そくようひん)を準備します。

粗供養品は後に残らない”消えもの”が良いとされており、一般的には日用品や食品、地域の特産品などが選ばれる傾向にあるでしょう。

参列者の人数や予算を考慮しながら、適切な品物を選びますが、もし参列者が多い場合は、複数種類の品物を用意することもあります。

次に、通夜の料理と葬儀(告別式)の料理を決めます。

通夜の料理は、親族や親しい友人が集まる場で振る舞われるため、温かいおもてなしを表現できると良いですね。

料理の内容は和食が一般的ですが、地域の風習や故人の好みに応じてアレンジすることも可能です。

葬儀の料理も同様に、参列者への感謝の気持ちを込めて準備します。

葬儀社や仕出し料理店と相談し、メニューを決定しましょう。

両式に言える事ですが、参列者のアレルギーや食事制限にも配慮してください。

死亡届の準備・届出

死亡届は、故人の逝去を正式に届け出るための重要な書類です。

逝去後、医師から発行された死亡診断書と一緒に市区町村の役所に提出します。

届出先は故人の死亡地、本籍地もしくは届出人の住所がある役所です。

死亡届の提出期限は、逝去から7日以内ですので、速やかに準備を進めてください。

死亡届の提出は、葬儀社が代行してくれる場合もありますが、ご家族が自ら行う場合は、必要な書類を確認し、記入漏れやミスがないようにしましょう。

死亡届を提出することで、戸籍の手続きや公的な手続きが開始されます。

これには、年金や健康保険の手続き、銀行口座の解約などが含まれますが、故人の遺産相続に関する手続きも同時に進める必要があるため、専門家に相談しながら進めるとより確実ですね。

色々と手続きが難しそうに思えるかもしれませんが、葬儀社のアドバイスに従って決めていけば、トラブルになることは基本的にはないでしょう。

後の告別式も合わせて、不安点や疑問点があれば遠慮なく質問してみてください。

4.湯かん・納棺を行う

故人をお通夜・告別式でお見送りする前に、ご遺体を清める作業があります。

これが湯灌と死化粧です。

ご遺体には既に生命維持機能が失われていますから、日が経つごとに腐敗が進みます。

逝去から2~3日であれば問題ありませんが、それ以上ともなると肌の黒ずみも目立ってきますので、外見を整える意味でも湯灌と化粧が必要なのです。

それらを経て、故人は棺に納められます。

この章では葬儀前の納棺までの流れをご説明いたします。

湯灌、エンゼルケアで故人の身を清める

湯灌とは日本古来の風習であり、故人が浄土へ旅立つために身を清める重要な儀式です。

湯灌の際には、専用の設備を用いて遺体を洗い清め、髪を整え、顔色を整えるなどの処置が施されます。

湯灌は、専門の”湯灌師”によって行われますが、ご家族の参加も可能です。

むしろ、故人に対する最後の感謝と敬意を表すための時間となるため、積極的に参加しましょう。

エンゼルケアとは、医療機関や老人施設で行われる遺体の清拭や化粧、着替えなどのケアを指します。

これは湯灌と同様に、故人の体を清め、美しく整えるために行われますが、専門の看護師や介護士が作業を担当します。

お身体を清めた後、納棺の儀式に移ります。

これらの手続きを丁寧に行うことは、家族にとっても心の整理をつけられる大切な時間となるのです。

故人を納棺する

納棺とは、故人を棺に納める作業を指します。

納棺の際には、故人の体を棺に納め、遺品やお花、故人が生前に愛用していた品物や、家族からの手紙、お気に入りの写真などを一緒に棺に納めることがあります。

これにより、故人が安心して旅立てるように配慮できるのです。

また、納棺の際には、故人の衣服や遺品を整え、遺体が美しく見えるように準備しますが、これらは葬儀社の専門スタッフが中心となって行うため、ご遺族もその指示に従いながら作業を進めていきます。

納棺の際には、遺体の防腐処置も施されることが一般的です。

この処置により、遺体の状態が保持され、葬儀までの期間を安心して過ごすことができるのです。

しかし、夏場などの気温が高くなる季節では、腐敗の進行も早くなるため、納棺作業は早めにしなくてはなりません。

また地域の斎場が込み合うと、火葬に至るまで日数を要すこともあるため、いずれにせよ迅速な対応をとるべきでしょう。

故人を自宅で安置させる場合、羽毛布団にもある程度の冷却効果があるので、押し入れから出して準備しておきましょう。

5.お通夜当日の流れについて解説

通夜とは、故人と遺族が最後の夜を共にする儀式をさし、故人の冥福を祈りながら、長年の想い出を振り返る大切な儀式です。

通夜は告別式の前日に行われるのが一般的で、故人の唯一の食とされる”香り”を前日から夜通し守ることから”通夜”と呼ばれています。

通夜は当日の夕方から始まりますが、喪主や家族は1時間前には式場に集まり、参列者を待ちます。

もし他の親族が早く来る場合は、その前に式場入りするのがマナーです。

では通夜の流れと事前知識を解説していきましょう。

1. 会場の設営と準備

お通夜の当日、まずは会場の設営と準備が行われます。

葬儀社のスタッフが中心となり、祭壇の設置や花の飾り付け、遺影写真の配置、参列者の席や受付の準備などを行います。

ご家族は、この間に故人の遺品を祭壇に飾る準備を進めることが多いです。

2. 受付の開始

会場の準備が整ったら、受付が開始されます。

参列者は受付で記帳を行い、香典を渡します。

そして、受付担当者は、参列者の名前や香典の内容を確認し、記帳簿に記入します。

ご家族は、この段階で参列者への挨拶や対応を行うのです。

3. 式の開始

予定された時間になると、お通夜の式が開始されます。

式の進行は、葬儀社のスタッフや宗教者が担当します。

お坊さんや宗教者が読経や祈りを捧げる場合、ご家族や参列者はこれに合わせて一緒に祈りを捧げます。

その後、参列者は、故人への尊敬と感謝の意を表す重要な儀式である”焼香”を行います。

→別記事(焼香のやり方を動画で解説!)

4. 弔辞とお別れの言葉

式の途中で、故人の友人や親族、職場の代表者などが弔辞(ちょうじ)を述べることがあります。

弔辞では、特に親交の深かった人物が参列者を代表して故人の生前の功績や思い出を語り、また感謝の気持ちも伝えるのです。

5. 通夜振る舞い

式が終わった後、参列者は通夜振る舞いに参加します。

通夜振る舞いとは、故人を偲びながら食事を共にする時間のこと。

通夜振る舞いの料理は、事前に決めておいたものが提供されますが、ご遺族は参列者と一緒に食事をしながら故人の思い出を語り合い、感謝の気持ちや想い出を共有します。

6. 整理と片付け

通夜振る舞いが終わったら、会場の整理と片付けが行われます。

葬儀社のスタッフが中心となり、会場の清掃などを行います。

同時にご遺族は、香典や記帳簿の整理、残った料理や粗供養品の確認を行います。

7. 翌日の準備

お通夜が終了した後、翌日の葬儀に向けての準備が行われます。

ご遺族は葬儀社のスタッフと打ち合わせを行い、葬儀の流れや参列者への対応を確認します。

また、必要な物品や書類の確認、会場の再確認なども併せて行い、トラブルや抜けのないようにします。

翌日のスケジュールを何度も確認し、余裕をもった準備を心がけましょう。

以上が、お通夜当日の流れについての詳細です。

お通夜は、ご遺族や参列者が心を一つにして故人にお別れをする大切な時間。

各工程をスムーズに行うためにも、葬儀社のサポートをしっかり受けつつ、故人への感謝と愛情を込めてお通夜を進めていきましょう。

6.告別式当日の流れについて解説

告別式とは、故人との最後のお別れの儀式をさし、また火葬により魂が完全に肉体や現世と切り離されます。

また、僧侶が読経をあげ引導を渡したり、戒名を授けるのもこの儀式です。

お通夜よりも荘厳で静粛な雰囲気を保つことが要求されるため、作法やマナーにも厳しく、それは遺族や喪主、参列者も同じ。

一体感をもって故人とお別れするのです。

1. 葬儀の読経

葬儀が始まると、まずは僧侶による読経が行われます。

ここで戒名授与と現世からの”引導渡し”が施されるため、参列者は姿勢を正しながら静粛を保ちます。

2. 最後のお別れ(告別式)

僧侶による読経中、弔辞や弔電が読み上げられます。

ここでも、故人と関わりの深かった人たちによる感謝や想い出を共有することが目的なので、しっかりと集中して聞き入りましょう。

またこの工程の最中に、参列者による焼香があります。

司会の進行に従って、参列者が棺の前に集まり、故人と最後のお別れをしてもらいます。

故人の顔を見られるのは、ここが最後です。

3. 出棺

全員でお別れの挨拶をした後は、いよいよ火葬場へ向けて出棺です。

一般の参列者はここで解散しますが、遺族は後の精進落としに向けて待機します。

火葬場へは遺族全員でなく、お骨拾いをする人物だけで向かいますが、喪主は霊柩車、他の親族はバスに乗車して火葬場に向かいます。

参列する親族が少ない場合はバスではなく、タクシーや自家用車のみで火葬場に向かうこともあります。

4. 火葬

火葬場に着いたら、司会の指示に従い、棺の周りに集まります。

ここでも僧侶による短い読経があります。

その後、遺族は待機室で待ち、故人はこの間、火葬室で徐々に肉体を失います。

5. 骨揚げ

火葬により故人の肉体は消失しますが、骨だけは残ります。

遺族はこの骨を拾い上げ、骨壺に納め、精進落としの会場へと向かいますが、その他の参列者は、火葬中に精進料理を食べていただきます

6. 初七日

初七日法要とは、故人が亡くなって7日目に行う儀式のこと。

仏教の教えでは、亡くなって7日後に三途の川に辿り着くとされているため、ここで無事渡れるよう想いを込めるのがこの儀式です。

しかし、仕事が忙しかったり、県外から参列したりするとスケジュールが合わない人も出てきます。

よって最近では、告別式の当日に初七日を済ます”繰り上げ法要”が一般的になってきました。

これを行う場合、火葬の後に法要の会場に移動して行われます。

7. 精進落とし

お骨拾いを終えたら、既に精進料理を召し上がっているご遺族様の待つ会場へ向かいます。

精進落としとは、葬儀後に故人を偲んで皆で食事をとること。

先程までの荘厳な雰囲気と打って変わって、こちらはやや賑やかになります。

悲しみを共有するも良し、想い出を語り合うも良し、故人の笑い話で盛り上がるも良し、です。

ここでやっと喪主の肩の荷が降りるんですね。

8. 解散

精進落としが終了したら、遺族は解散します。

コロナウイルス蔓延後は、初七日法要を葬儀中に行う場合が多く、その際、精進落とし後に法要を執り行う形になります。

以上が、逝去のあと、故人を現世から送り出す儀式の流れとなります。

文字にするとやや難解かもしれませんが、実際の進行はあっという間かもしれません。

それこそ故人との想い出を振り返ると、いくら時間があっても足りないと思います。

お世話になっていたり、仲が良かったりすると、葬儀計画に不安や疑問を覚えたり、参列者への配慮に欠けたりする場合もあると思いますが、そこはぜひ葬儀社を信頼して任せて頂ければ幸いです。

なぜ、前もって葬儀の流れを知っておいた方がいいのか?

先程、

「葬儀は葬儀社を信頼して任せて欲しい。」

と書きましたが、では葬儀社に計画の全てを任せてしまうのはどうなのでしょうか?

実はこれ、半分正解で半分間違いです。

もちろんこれを書く私も葬儀社の人間であるため、全幅の信頼を寄せて欲しいとは思っていますが、やはり経験上、喪主自身も事前知識を蓄えておくべきと考えます。

それは下記2点の理由から。

人生の先輩である他の親族と揉めないため

本当に嘆かわしいことではありますが、葬儀の準備段階や葬儀後に、身内や親族で揉めるケースがあります。

これは宗教による葬儀への考え方であったり、死への考え方であったり、遺産相続であったり……。

特に親族内で信仰する宗教が異なると、葬儀プランへの意見も完全に割れてしまうため、手配自体に遅れをとります。

喪主がまだ年齢的に若かったり、葬儀自体が初めてだったりすると、他の親族の皆様がサポートすることになりますが、その意見を鵜呑みにしたからといって、故人らしい葬儀ができるかはまた別問題。

だからこそ、よく分からないまま様々な選択をしないためにも、葬儀の流れや手続き、費用などを事前に把握しておくことは大切なのです。

大事な家族を送るのに、戸惑いや悩みがないように

ご遺族、特に喪主は、家族が逝去してから沢山の選択に迫られます。

それこそ故人との想い出を振り返っている時間がないほどに……。

葬儀にかける日数は平均3~5日といわれ、この間に葬儀社の手配や親族への連絡、プランの取り決め、喪主挨拶の内容決めなど、やらなければならない事は多くあり、時間との勝負になるでしょう。

そんな幾度の選択に迫られる中、不安や疑問が浮かんでもそれを解消する術がないと、戸惑いをもったまま故人との最後のお別れに臨まなくてはなりません。

人生でたった一度の大切な別れの時間を、”葬儀のしきたり”という戸惑いの中で過ごすのは本当にもったいないと感じます。

だからこそ、葬儀社ほど葬儀に詳しくなる必要はなくとも、”葬儀の流れ”や”葬儀後の手続きや慣習”くらいは知っておくべきでしょう。

心の底から哀悼の意を示せるように、ぜひこのコラムに今一度目を通して、葬儀の流れを確認しておくことをおすすめします。

葬儀の流れと必要な手続き、費用に関するまとめ

葬儀の流れ、必要な手続き、かかる費用について詳しく解説してきました。

葬儀は大切な故人を送り出す重要な儀式であり、喪主や親族にとっては特に心に刻まれる時間となるため、事前に葬儀の流れや手続きを把握し、費用の見積もりを取ることは、葬儀をスムーズに進行できるメリットがあるでしょう。

また、プロフェッショナルな葬儀社のサポートを受けることで、複雑な手続きも代行してもらえますし、悲しみに暮れるご遺族に代わって、冷静に着々と式を進行してくれます。

費用に関しても、適切なアドバイスを受ける事で、予算内で最大限の弔いが出来るようプラン建てしてもらえるので、良い葬儀社を選ぶことは、葬儀の質にそのまま直結するとも言えるのです。

本記事が、これから葬儀を執り行う皆様にとって、少しでも参考になり、心の準備を整える助けとなることを願っています。

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