僕と愛子さん
出会いは2006年
はじめまして。10年以上にわたって大阪セレモニーさんを担当させていただいている週刊大阪日日新聞の記者・森と申します。今回は、このコラムを乗っ取って、僕にとって人生の師匠でもあり母のような存在でもある山田社長について書かせていただきます。
僕と愛子さんの出会いは今から遡ること13年、2006年の秋頃のことでした。僕が担当していたリラクゼーションサロンのオーナーさんから、「ウチのお客さんで日日新聞に興味を持っている葬儀会社の社長さんがいる」と紹介いただいたことがきっかけでした。
千林の「おばちゃん」
当時僕は入社1年目の21歳。大学を中退してアルバイトで入社した僕は葬儀会社になど行ったことがなく「どんな社長さんが出てくるんだろう」と、とても緊張したことを覚えています。しかし、そこに現れたのは「普通の千林のおばちゃん(失礼!!)」といった風貌の愛子さんで、その親しみやすさは当時からずっと変わらないままです。
未熟で「鼻たれ小僧」のようだった僕に愛子さんは手取り足取り、様々なことを教えてくださりました。それは葬儀のことだけに留まらず、仕事に取り組む姿勢やもっと根本的な「人として大切なこと」など多岐に渡りました。
「お客様」ではなく「ファン」を作る
中でも僕が最も感銘を受けたのが「お客様ではなくファンを作る」という発想です。「お客様」というのは他に安価な商品やキャンペーンなどが登場すると「乗り換えてしまう人」のこと。反対に「ファン」はもっと深い部分で共鳴してくれていて、どんな状況であっても「応援してくれる人」のことを言います。僕は野球が好きなので、勝手にこれを野球で解釈すると、万年最下位の弱いチームでも、何かに惹(ひ)きつけられるものがあって応援し続けている人のことを「ファン」というのだろうなと理解しました。
愛子さんの周りには、まさにそんな「ファン」があふれています。近くに大手の葬儀会館ができると、「あんたのとこ大丈夫なんか! 応援するから頑張りや!」と事務所にかけつけてくれる人が大勢いるのです。
人間関係がすべて
ではどうやってそんなファンを作っているのか。それは、日頃の人間関係のたまものなのです。何か特別なことをしているわけではなく「感謝する」、「相手の立場に立って考える」、「相手に寄りそう」といった人として「当たり前」のことを実行しているだけなのです。愛子さんの理念は普遍的なもので、どのような業界でも応用できるものです。
今では僕も管理職になり、愛子さんから学んだことを引用して、スタッフ教育に役立たせていただいております。先日は仕事で悩んでいた弊社のスタッフを愛子さんの元に連れていくと快く受け入れてくださり、直接「愛子イズム」を注入いただきました。すると、みるみるうちに元気になり、今では「多くのファン」に支持されるスタッフとして活躍してくれています。
これからの時代に必要なスキル
現代社会はめまぐるしく変化しており、今の仕事の約半分がAIやロボットに取って代わられるという予測もあります。知識や作業効率はどうやってもAIに敵わない中で、愛子さんが提唱する「人間力」は今後最も大切なスキルになってくるのではないでしょうか。そんな大切なことを教えていただいた愛子さんには感謝しても感謝しきれません。この「愛子イズム」をたくさんの人に伝えることが僕にとっての恩返しだと考えています。
大阪セレモニー 家族葬ホール
大阪市旭区大宮1丁目5番28号