ご家族を亡くされたばかりのときに、「本当にこの葬儀社でいいのだろうか」「もう一社くらい見積もりをとってから決めたいけれど、こんな状況で何社も比べるのは失礼にあたらないだろうか」と迷われる方は少なくありません。大阪市旭区でご相談をお受けしていても、病院や施設で紹介された一社とそのまま話が進んでしまい、あとになって費用や内容に引っかかりを感じた、という声を実際に耳にします。
結論から申し上げると、葬儀社の相見積もり、つまり複数の会社から見積もりをとって比べることは、まったく失礼なことではありません。むしろ、限られた時間のなかで納得して見送るための、ごく自然で賢明な進め方です。ただし、通常の買い物とは違い、時間的な制約や故人のお体の安置という事情があるため、比べ方には少しだけコツがあります。
この記事では、なぜ相見積もりをためらわなくてよいのか、急いでいる状況でどこまで比較すればよいのか、そして見積書のどこを見れば会社ごとの違いが分かるのかを、大阪市旭区で家族葬のお手伝いをしてきた立場から、順を追ってお話しします。読み終えるころには、焦らずご自身の基準で葬儀社を選ぶための見通しが立つはずです。
目次
相見積もりは失礼ではない。まず知っておきたい前提
「亡くなったばかりなのに、値段を比べるなんて」とためらう気持ちは、故人を大切に思えばこそ自然に湧いてくるものです。けれども、葬儀はまとまった費用がかかる一方で、内容や料金の体系が会社ごとに大きく異なります。同じ「家族葬」という言葉を使っていても、含まれているものも、追加になるものも、会社によってずいぶん違うのが実情です。だからこそ、いくつかの見積もりを並べて初めて、その金額が自分たちにとって高いのか妥当なのかが見えてきます。
葬儀社の側も、相見積もりを前提に相談を受けることには慣れています。誠実な会社であれば、他社と比べたいという申し出を嫌がることはまずありません。むしろ、質問に丁寧に答え、比較の材料を進んで出してくれる会社こそ、安心して任せられる目安になります。比べること自体を遠慮する必要はない、とまず心に留めておいてください。
急いでいても相見積もりはとれる。安置と見積もりは切り離して考える
多くの方が相見積もりをあきらめてしまう一番の理由は、「ゆっくり比べている時間がない」という切迫感です。たしかに、病院で亡くなられた場合は、数時間のうちにお体の搬送先を決める必要があります。この「すぐに決めなければならないこと」と「じっくり比べたいこと」を、同じものとして考えてしまうと、焦って一社に決めるしかなくなってしまいます。
大切なのは、この二つを切り離して考えることです。搬送と一時的な安置は、必ずしも葬儀を依頼する会社と同じでなくてもかまいません。まずは信頼できる一社に搬送と安置をお願いして故人を落ち着いた場所にお移しし、そのうえで葬儀の内容と費用については、一晩のうちに二社ほどから話を聞いて比べる、という進め方が可能です。搬送を頼んだからといって、その会社で葬儀まで契約しなければならない決まりはありません。この点を知っているだけで、気持ちにずいぶん余裕が生まれます。病院から紹介された会社をそのまま選んでよいか迷われている方は、病院で紹介された葬儀社をすぐ決めてよいかを整理した記事もあわせてご覧ください。
比べるのは二社から三社で十分
相見積もりというと、できるだけたくさんの会社を当たったほうがよいように思えるかもしれませんが、実際にはそうではありません。急な状況のなかで四社も五社も連絡を取れば、かえって情報が混ざり、どこが何を言っていたのか分からなくなってしまいます。比べる相手は二社、多くても三社にしぼるのが現実的です。
選ぶ際は、地域で実際に家族葬を手がけている会社を中心にするとよいでしょう。大阪市旭区や千林大宮、森小路、関目高殿といった地域で式場や安置の場所を持っている会社であれば、搬送や打ち合わせの移動も少なく、いざというときの対応も早くなります。遠方の大手に電話一本で見積もりを求めるより、顔の見える距離で相談できる会社を比べたほうが、結果として判断しやすくなります。
見積書のどこを見れば違いが分かるか
いざ二社の見積書を手にしても、金額の合計だけを見比べていては、本当の違いは見えてきません。会社ごとに項目の立て方や含める範囲が違うため、総額が近くても中身がまったく異なることがよくあります。比べるときは、次の観点を手がかりにすると、違いがはっきりしてきます。
- その金額に何が含まれ、何が別料金になっているか(安置費用、ドライアイス、式場使用料、火葬料、送迎など)
- 参列者やお料理、返礼品のように人数で増える費用が、見積もりではどう見込まれているか
- 追加や変更が生じたとき、どの項目がいくら増えるのかを事前に示してくれるか
特に見落としやすいのが、安置の日数や式場の使用時間によって変わる費用です。同じ内容に見えても、一方は二日分、もう一方は一日分で計算していることがあり、実際にはその差で数万円変わることもあります。合計の数字をうのみにせず、「この金額で最後まで本当に収まるのか」を一社ずつ確認していくことが、追加費用で驚かないための要になります。見積もりの確認の仕方については、家族葬の見積もりで追加費用を避けるための確認ポイントの記事でより具体的に解説しています。
金額だけでなく「人」と「対応」も比べる
見積もりを比べていると、どうしても総額の安さに目が向きがちです。けれども、葬儀は一度きりのやり直しのきかない時間です。数万円の差よりも、担当者が気持ちに寄り添ってくれるか、こちらの質問に正面から答えてくれるか、そして急な変更にも落ち着いて対応してくれるか、という「人」の部分が、満足のいくお見送りにつながることが少なくありません。
電話口や最初の打ち合わせでの印象は、思いのほか正直に会社の姿勢を映します。こちらが不安に思っていることを先回りして説明してくれるか、分からない費用について聞いたときに言葉を濁さず答えてくれるか。こうした手ざわりは、見積書の数字には表れませんが、当日の安心感を大きく左右します。金額の比較と合わせて、誰に任せたら気持ちが楽になるかという視点も、ぜひ判断の材料に加えてください。
相見積もりをスムーズにとるための伝え方
複数社に相談するときは、各社に同じ条件を伝えることが大切です。条件がばらばらだと、出てきた見積もりを並べても正しく比べられません。あらかじめ、参列してほしいおよその人数、宗旨や菩提寺の有無、ご希望の式の形(一般的な家族葬か、通夜を省く一日葬か、火葬のみかなど)を、簡単でよいので整理しておくとよいでしょう。
そのうえで、「他社とも比べて決めたいので、同じ条件で見積もりをお願いします」と率直に伝えてかまいません。先ほども述べたとおり、これは失礼にはあたりません。むしろ条件をそろえて依頼することで、各社も的確な見積もりを出しやすくなり、結果としてあなたの比較がしやすくなります。なお、事前相談の段階で見積もりを依頼しても、その場で契約を迫られることはありません。契約の義務が生じないことについては、葬儀の事前相談をしても契約しなくてよい理由をまとめた記事もご参照ください。
こんなときは相見積もりにこだわりすぎない
ここまで相見積もりの大切さをお伝えしてきましたが、すべての状況で何社も比べることを勧めているわけではありません。たとえば、深夜や早朝に急を要する場合、あるいはご家族の心身の負担が大きく、比較に割く余力がない場合には、無理に複数社を回ることが、かえって大きな負担になってしまいます。
そうしたときは、料金の目安をはっきり示してくれて、追加費用の仕組みを丁寧に説明してくれる一社を、信頼して選ぶという判断も十分にあり得ます。相見積もりはあくまで、納得して決めるための手段のひとつです。比べること自体が目的になって、ご家族が疲れ切ってしまっては本末転倒です。ご自身の状況と気持ちに合わせて、どこまで比べるかを決めていただくのがよいでしょう。
大阪市旭区で葬儀社を比べるときの相談先
私たち大阪セレモニーは、大阪市旭区を中心に家族葬のお手伝いをしており、他社と比べたうえでご相談いただくことも日常的にお受けしています。見積もりの内容について「この項目はどういう意味か」「他社の見積もりと比べてどう考えればよいか」といったご質問にも、できる限り分かりやすくお答えしています。お電話やご相談だけで契約を迫ることはありませんので、比較の途中段階でも遠慮なくお声がけください。
ご逝去の直後で気持ちが追いつかないときも、まずは落ち着いて安置先を確保し、そのうえで内容と費用を比べていけば大丈夫です。どの会社に頼むか迷われたときは、一人で抱え込まず、気になることをそのまま相談してみてください。納得して見送るための時間を、私たちはできる限りお手伝いいたします。