11月28日号 遠く離れた親族

11月28日号

週刊大阪日日新聞がフルカラーに刷新されるということで、
私の顔写真も新しくなり、少し恥ずかしい思いです。
今まで以上に、読者のみなさんがお葬式の事前準備を
考えるきっかけになれば、こんなに嬉しいことはありません。

今回はご本人が一人暮らしでお身内が
近隣にいらっしゃらないケースのお話です。
先日、「ケースワーカーさんから紹介されまして。大阪の私のおじさんが危ないんです。
もしもの時は、病院から搬送していただき、預かってもらえるのでしょうか」
と関東地方からはるばるお客様が相談に来られました。
ご本人はもう90近いお歳で、現在は入院中。
直系の親族はもう誰も残っておらず、
相談に来られた方もご本人とは長年疎遠にしているとのことでした。

一通り、事情をお伺いした私は、
「もちろん搬送とお預かりは可能です。直葬でなされますか?」
と火葬のみのコースをご提案しました。
すると、「いえ、兄弟3人でお葬式をしてあげたい。
ただ、遠方なので納骨まで済ませて帰りたい」とご希望され、
宿泊が可能な私どもの家族葬ホールを使用し、
お通夜から納骨までを2日間で行う予定となりました。

おじさまとの懐かしい思い出をお話された後、
「それでは、もしもの時はよろしくお願いします」
とその方は帰路につかれました。
高齢化社会では、このようなケースが増加するような気がします。

この記事が気に入ったら
いいね ! してくださいね

おすすめの記事