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私は「葬儀業はサービス業である」とかねてからお話をしてきました。

サービス業とはお客様のニーズに答え続けるということです。

先日弊社でお葬儀をさせていただいたお客様は、元々ご自宅から最も近い他の葬儀会社に相談されていたのですが、その会社では喪主様の要望が叶わなかったのです。

それは、「慣れ親しんだ自宅で式を執り行いたい」というものでした。
そう伝えると、葬儀会社は自社会館でのお葬式をすすめてきたそうです。

さらに、「会員じゃないと通常料金より高くなります」とも言われたのです。
葬儀会社の立場で言うと、自社会館は葬儀を行うために設計されていますから何かと段取りが楽です。それに比べてご自宅では棺を運びこむだけでも大変です。
しかし、お客様が望んでいるわけですからそれを退けるなんてもってのほかではないでしょうか。

弊社ではご希望通りにご遺体をご自宅に安置し、お見送りをさせていただきました。
また、「古くなった仏壇を処分したい」とのことでしたので、そのお手伝いもさせていただきました。

葬儀業界全体がもっとお客様の目線に立ってお仕事をしていかないといけないと改めて考えさせられました。

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