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先日、私が長年通ったお気に入りの飲食店の奥様が亡くなられました。友人たちとのおしゃべりが盛り上がって、ついつい長居してしまっても、ご夫婦は嫌な顔一つ見せず、食事と会話を気兼ねなく楽しめる貴重な良いお店でした。

昨年の暮れ、友人を集めての新年会を企画しようと、いつものようにお店を訪れました。すると、「ママの体調が思わしくないのでお受けできない」とご主人からご丁重なお断りがあったのです。しばらくしてお店の前を通ると、「休業します」と紙が貼られ、その後貼り紙は「貸店舗」という看板に変わってしまいました。

心配していた矢先、ご主人から「ママが亡くなったので社長さんとこで家族葬をお願いしたい」とご依頼を受け、初めて奥様が亡くなられたことを知りました。その時、私の驚きと動揺は隠せませんでした。閉店してしまってからも「あのお店があったらなぁ」と何度思い出したことでしょう。ご夫婦の温かい雰囲気と、2人で築いてこられた味がもう食べられないのかと思うと残念でなりませんでした。

様々なお付き合いもある中で、弊社を選んでくださり、ご縁を感じずにはいられませんでした。
哀悼の意をこめて、精一杯、お見送りさせていただきました。

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