第十一回レポート鏡餅の話

正月を迎えるにあたり鏡餅を飾る家も多いですね。
さて、日本人はなぜ鏡餅を飾るのか?
鏡餅とはいったい何を意味しているのでしょうか?
まず名前のゆらいは、鏡の形をしたお餅で『鏡餅』と言われているそうです。

鏡と言っても現在使われているような鏡ではなく日本古来から伝わる三種の神器の一つである『銅鏡』を意味しており、昔の人は鏡には神様が宿ると信じ、神聖な物として扱っていました。

その銅鏡のように丸い餅を二つ太陽と月に見立て正月に『年神様』をお迎え、もてなし、見送る為の物として供えられていました。

その神様というのは亡くなって時間が経ち神と成った先祖の事を示すともいわれ、お盆のように先祖を祀るためだとも言われています。

なにはともあれ、鏡餅に宿った神様の御魂(みたま)を鏡開きに皆で分ける、御魂(みたま)を年の初めに分けるということで『御年玉(おとしだま)』を皆に渡すとなり、御魂の入ったありがたい餅を皆で食べるのが正月のお雑煮となったそうです。

鏡餅は新年を迎え新しくスタートするありがたい正月の習慣、食べ物として色々な形で定着したそうです。

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