1-8(半3段)

朝一番に電話が鳴り「母が亡くなりました、お葬儀をお願いしたいのですが」と言われました。

故人は94歳で私のゲートボール仲間。

「愛ちゃんに全部頼んであるから」と言い残されていたらしく、息子さんから「母が託した社長とお会いしたいのですが、今日伺わせてもらえませんか?」と言われて驚きました。
私は翌日から数日間出張の予定があったのですが、「近くなので今すぐ会いたい」、そう言ってもらえたことが本当にうれしかったのです。

来社された息子さんは「これらは全て母が大切に持っていたものです」と封筒を広げられました。
そこには、歴代のチラシやパンフレット、日日新聞のコラム、何回か来られたのか社員の名刺5枚、当時のお見積もりなどありとあらゆる弊社の資料が入っていました。中には10年以上前のものもありましたが、全く色あせることなく、とても綺麗な状態で保存されていました。

お葬儀は無事に終わり「母の思いが叶ってよかったです」とご親族の皆様も喜んでくださいました。
そして、息子さんは最後に「私の予約もお願いします」と言われて帰路につかれました。

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