大阪セレコラム

今回は、お世話になっている行政書士の金谷澄夫先生が執筆されているコラムから記事を引用させていただきます。

誰かがお亡くなりになると、相続人全員での財産分けの話し合いが行われます。通常3~5人くらいですが、Aさんという方の相続人の数はなんと40人でした。もちろん、Aさんに40人も子供がいたということではなく、Aさんの10人の兄弟姉妹が相続人となり、その10人の兄弟姉妹も、ほとんどが亡くなっておられたことで相続人はその子供・孫たちになり、その数になりました。

通常、相続人全員で集まるのには、相続人の誰かの家を使いますが、40人ともなると、入りきれず、宴会場を借りられました。相続人全員の話し合いでは、そこから争いが始まったりもしますが、Aさんの相続人達は、お酒が入ったこともあってか、和やかな雰囲気で途中からは宴会になりました。相続事項もすぐ決まり、宴会も無事終了し、「来年からもこの日に皆で集まろう」ということになったそうです。

このご家族のお話は、私が望んでいる、あたたかな人間関係の在り方です。心の広い親族の皆さんを想像すると、私は嬉しくてたまりません。相続で悩む多くの人がこのケースと同じようになればいいなと、心から願っています。

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